北野洋一と観音寺市政を考える会
観音寺市は他市に比べ、介護認定の評価が厳しいといわれています。例えば、三豊市では同条件下で要介護4と認定されるものが観音寺市では3止まりになるなど、様々な話を聞いています。 また、同条件・同等の要介護度で、三豊市では認められる介護用品の利用が、観音寺市では華美であるとの理由で使えない、といった制限もあります。もちろん、過度に豪華なものについては仕方ありませんが、介護を行う人や受ける人、それぞれのQoLを考えると、ある程度の緩和が必要であると考えます。 こういった基準の厳しさから、必要なサービスを受けることのできない家庭も多く存在すると考えられ、その条件を見直し、緩和することで、多くの家庭がサービスを受けられるようにしていきたいと考えています。 私自身、家族の介護を10年にわたって続けている中で、利用できる介護点数がもう少しあれば家族によりよいサービスを受けさせてあげられるのに、とか、もう少し自分も休むことができるのに、と思ったことは一度や二度ではありません。 また、私の場合、一時は家族三人を一人で介護していたこともあり、全く仕事ができなかった時期もありました。私のように、介護する人数より介護される人数の方が多いような状況ですと、通常の介護サービスだけでは追いつかず、ただただ疲弊していく状況に追い込まれがちです。 こういった、介護の負荷を少しでも軽くするようなサポートを、市政に求めていきたいと考えています。 また昨今、ヤングケアラーと呼ばれる10代の若い世代が家族のケアにあたり、疲れ果ててしまって勉強などに支障が出ている、という問題が広く報じられています。観音寺市で介護者へのサポートを手厚くするということは、そういった若年層を救うことにもなり得ます。ひいては、教育への投資にもつながることとなるでしょう。