北野洋一と観音寺市政を考える会
香川県は、通称ゲーム条例によって、ゲームプレイのみならず、ゲーミフィケーションなどの学習効果が高いとされる、『ゲームという概念』を利用した学習にすら萎縮効果が働いており、満足に行われていないのが現状です。 さらに、10年後・20年後にはオリンピックの種目になるのでは、ともいわれている、eスポーツ(e-Sports) に対しても理解されておらず、他県から取り残されています。 私は、ゲーム条例に対して明確に反対の立場を取るとともに、西讃地域にeスポーツチームを立ち上げることを提言いたします。未来を担う子供たちに、ゲームを楽しむことは罪悪ではなく、人生をより良くするためのものであるとの思いを伝えるために動いていきます。 私見ではありますが、私はeスポーツを人種や身体能力に左右されることが最も少ないスポーツと考えています。一般的にスポーツは、人種や遺伝など個々人の努力では変えられない要素が強く影響する種目が多々あります。 しかし、eスポーツにおいては、そういった個人レベルで変えられない要素の影響力が小さく、適切に練習できる環境と本人の努力次第で、多くの人がトップレベルの選手を目指せる公平さがあります。 さらに、身体能力を強く要求されないため老若男女が楽しめるスポーツであり、指先を使い、思考も伴うことから、認知症の予防にもつながるでしょう。ゲームを介して年齢を超えたコミュニケーションが行えるため、家族間の会話も増えるでしょうし、これまでは繋がることのなかった世代同士が繋がることで、地域内で様々な交流が増えることも期待されます。 ゲーム条例との兼ね合いについても、eスポーツチームを地域で立ち上げることで、コーチによる監督が行えるため、度を超えた依存を引き起こす可能性はむしろ減るでしょう。eスポーツチームを地域で立ち上げることは、遊ぶ場所を増やすということではなく、ゲームとの適切な付き合い方を学んだり、幅広い世代とのコミュニケーションが行える場を作ることになるのです。